ベクトル攻略 【空間】

ベクトル

 前回までのお話はこちら

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共面条件

 4点が同一平面上に存在するとき,点の位置を1次独立なベクトル2つで表すことができる.stをそれぞれ実数とすると,

AP=sAB+tAC

と表すことができる.始点変換を行うと,

OPOA=s(OBOA)+t(OCOA)

OP=(1st)OA+sOB+tOC

 共線条件は,主に空間の位置ベクトルの問題で,同一平面に4点が存在する→立式する→共線条件ででた式と連立する という流れで解き進めるのに必要となる. 

【おまけ】

点Pが平面ABC上にあるとき,stの値に関係なくOAOBOCの係数和は1になる.

 これを証明に利用することがあるので覚えておこう.点PがOP=pOA+qOB+rOCと表されている場合,p+q+r=1ならば,点Pは平面ABC上に存在するといえる.

例題

 四面体OABCの辺OAを1:1に内分する点をD,辺OBを2:1に内分する点をE,辺OCを1:2に内分する点をF,辺ABを1:2に内分する点をPとする.また,線分CPをt:(1t)に内分する点をQとし,平面DEFと線分OQとの交点をRとする.ただし,0<t<1とする.以下の問いに答えよ.

(1) OQOAOBOCおよびtを用いて表せ.

(2) 点Rが線分OQを2:3に内分するとき,tの値を求めよ.

【日本女大 2020】

解き方

➀図を描く

➁点に関する情報を探し立式する(共線条件、共面条件)

➂点に関しての式を基準ベクトルだけの式で表す.

④連立方程式を解く.

解答

(前段階として共線条件を用いて以下情報を集める)

OA=2OD

OB=32OE

OC=3OF

(1) 3点C,P,Qは同一直線上に存在するので,

CQ=tCP

OQOC=t(OPOC)

OQ=tOP+(1t)OC

 ・OPに関して.

  3点A,B,Pは同一直線上に存在するので,

AP=13AB

OPOA=13(OBOA)

OP=23OA+13OB

 ➀に➁を代入すると,

OP=23tOA+13tOB+(1t)OC  (答)

(2)3点O,Q,Rは同一直線上に存在するので,

OR=25OQ

OR=25(23tOA+13tOB+(1t)OC)

OR=415tOA+215tOB+25(1t)OC

 また,4点D,E,F,Rは同一平面上に存在するので,実数lmを用いて,

DR=lDE+mDF

OROD=l(OEOD)+m(OFOD

OR=(1lm)OD+lOE+mOF

➂④を連立させると,t=37 (答)

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