区別がつくものを 区別がつく組・つかない組に分ける

広告

問題

 9人を3つの組に分ける.

(1) 3人ずつ3つの組A,B,Cに分ける場合,分け方は何通りか.

(2) 3人ずつ3つの組に分ける場合,分け方は何通りか.

(3) 2人,3人,4人の3つの組に分ける場合,分け方は何通りか.

(4) 2人,2人,5人の3つの組に分ける場合,分け方は何通りか.

【愛知学院大学 2020】

解答

(1) A組の3人の選び方は$_9C_3$通り,残り6人のうちB組の3人の選び方は$_6C_3$通り,C組の選び方は$_3C_3$通りであるから,

$_9C_3×_6C_3×_3C_3=\dfrac{9\cdot8\cdot7}{1\cdot2\cdot3}×\dfrac{6\cdot5\cdot4}{1\cdot2\cdot3}=1680$通り

(2) (1)の3組で,A,B,Cという区別をなくせばよいので,

$\dfrac{1680}{3!}=\dfrac{1680}{6}=280$通り

(3) 9人から2人の選び方は$_9C_4$通り,残った7人から3人の選び方は$_7C_2$通り,さらに残った5人から2人の選び方は$_2C_2$通りとなるので,

$_9C_2×_7C_2×_5C_2=\dfrac{9\cdot8}{1\cdot2}×\dfrac{7\cdot6\cdot5}{3\cdot2\cdot1}=1260$通り

(4) 9人から2人の選び方は$_9C_2$通り,残った7人から2人の選び方は$_7C_2$通り,さらに残った5人から5人の選び方は$_5C_5$通りとなる.ただし,2つの2人の組は区別がつかないので,

$\dfrac{_9C_2×_7C_2×_5C_2}{2!}=\dfrac{9\cdot8}{1\cdot2}×\dfrac{7\cdot6}{2\cdot1}×\dfrac{1}{2!}=378$通り

補足

 チーム名がつけられる(A,B,C)場合と,チーム名がついていないが人数が異なるチームの場合は区別できるとみなす.ただし,今回の(2)、(4)のようにチーム名がついておらず、人数が同じチームが複数存在する場合,存在するチーム数の階乗で割ることを忘れないように!!

(8人を、2人、2人、2人、2人で分ける→$4!$で割る)

コメント

タイトルとURLをコピーしました