たくやの考える大学入試数学の出題分野

攻略

*個人の感想です。この記事による被害の責任を負うことはできません。大学側の立場になって考えてみました。参考にしていただけたら幸いです。

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・極論は入試に出る問題さえ解けるようにすればよい

 数学の入試問題はだいたい3~5題の出題が多いだろう。最大効率で勉強するなら、この3~5題が何かわかれば、それらを解けるようにし、記述まで暗記すれば満点を取れるだろう。

 しかし、そんなことができるのは裏口入学の人だけだろう。(本当に実在するかは知らない)

 よって、受験大学に高確率で合格するためには、満遍なく様々な分野の知識をつけることが大前提である。すなわち、この分野さえできれば合格するということはないのである。勿論、大学によっては出やすい分野の問題は少なからず存在する【ex:名古屋大学における確率漸化式等】。

 ただ、だからといって名古屋大学を受けるのに確率漸化式さえしておけばよいかというと『はい』とは言えないのが実情だろう。もし、出題されれば完答できる可能性も高く得点源になる。しかし、完答できなかった場合の精神的ダメージは相当なものである。さらに、出題されなかった場合のダメージは言うまでもないだろう。

・少なからず存在する出題傾向と考え方

 各大学には出題傾向がある。それはなぜか。出題者の気持ちになってみよう。そうすると見えてくるだろう。

 ここでは、理系の国公立大学について考えてみよう。理系の国公立大学の受験には大学入試共通テスト(旧センター試験)が存在する。センター試験から文章量が増えたとはいえ、『マーク式で数学IA・数学IIBの試験である』というのが実情である。では、国公立の2次試験では何を解いたくなるか。勿論、大学入試共通テストでは問えていない数学IIIの実力を試したくなるだろうとたくやは考える。その中でも微分・積分に関しては三角関数・指数関数(・2次関数・図形と方程式・楕円)とのコラボが可能である。様々な知識を問いたければ、微分・積分に何かをチョイ足しすればよいのである。これが数学IIIの出やすい理由なのではないかとたくやは考えている。また、微分・積分では地道な努力で得られる『計算力』も問うことができる。『努力のできる人材』を求めるとなると、こういった点を問いたくなるのは当然なのではないかだろうか。

 そのようなことを考えると、数学IIIの中でも楕円や双曲線が出にくいのは納得がいくだろう。というのも、楕円や双曲線は他の分野と複合されにくい。また、複素(数)平面に関しては、数学IIの三角関数や領域と複合可能である。といった点も複素(数)平面の出題も、ちらほらみられる理由ではないだろうか。

入試問題にも流行がある

 この理由は簡単です。入試問題が出尽くしたからです。しかも、大学作問者の本音は『入試問題を作る業務って面倒だな』ってなってると思います。(作問は毎年ありますし、私立によっては複数回あります)

 なんでこれが流行に繋がるのかというと、作問者の気持ちになりましょう。『自分よりも上の大学を真似すればそれなりの難易度も確保できるのでは』となりませんか?少なからず旧帝大で出た問題が地方国公立大学で出たという事例もあります。

 もし、余裕がある方は数年分の旧帝大の問題を見ておくことがよいかもしれません。(複素(数)平面では旧課程の北海道大で出た問題が関西大で出たという事例もあります)(他には大阪大でガウス記号が出ると,三重大でガウスが出たり)

 ただ、あくまで余裕がある人ということにしておきます。

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