変曲点を持つ条件・積の微分と商の微分のコラボ
関数$ f(x)=\displaystyle\frac{(\log x)^2}{x}$ $(x>0) $において,$y=f(x)$のグラフを$C$とする。
(1) 関数$f(x)$の増減を調べ,曲線$C$の概形をかけ。ただし、$\displaystyle\lim_{n \to \infty}\frac{(\log x)^2}{x}=0$ である。
(2) $C$は2つの変曲点をもつことを示せ。また,その変曲点の$x$座標を$\alpha$,$\beta$ $(0<\alpha<\beta)$とするとき,$\log\alpha$,$\log\beta$の値を求めよ。
(3) $C$と直線 $x=\alpha$,$x=\beta$ および$x$軸で囲まれた部分の面積を求めよ。
【2007年 中央大学】
~狙い・簡単な概要~
(1)☞グラフの描き方の実践。また、変曲点・グラフの凹凸に関する記述がないため、二回微分の必要はなし
(2)☞極値をもつかどうかを問う問題は数多くあるが、変曲点に関して問う問題は少ない。しっかり原理を理解していれば、解けるはず
(3)☞典型的な面積を求める問題。
解答・解説
コメント