問題
上の図のような道がある.
(1) 地点Aから地点Bまでの最短な道順は何通りか.
(2) 地点Pと地点Qが通れないとき,最短な道順は何通りか.
【中部大学 2020 (文言変更)】
解答
(1) →に5回,↑に5回移動すればよい.同じものを含む順列と考えると,
$\dfrac{10!}{5!\cdot5!}=\dfrac{10\cdot9\cdot8\cdot7\cdot6}{5\cdot4\cdot3\cdot2\cdot1}=252$通り
(2)
上記のように点C、D、E、Fを設定する.
(A) Pを通るとき,特にA→C→D→Bのとき
$\dfrac{3!}{2!1!}\cdot1\cdot\dfrac{6!}{3!}=60$通り
(B) Qを通るとき,特にA→E→F→Bのとき
$\dfrac{7!}{3!4!}\cdot1\cdot\dfrac{2!}{1!}=70$通り
(C) PとQを通るとき,特にA→C→D→E→F→Bのとき
$\dfrac{3!}{1!}\cdot1\cdot\dfrac{3!}{1!}\cdot1\cdot\dfrac{2!}{1!}=18$通り
(A)~(C)よりPまたはQを通るものは
$60+70-18=112$通り
よって,P,Qが通れないときの最短経路は
$252-112=140$通り
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