場合の数【日本大学】

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問題

 0, 2, 3, 7, 9から異なる3つの数字を選んで3桁の整数をつくる.

(1) 作られる整数は全部で何個か.

(2) (1)のうち,3の倍数は全部で何個か.

【日本大学 2020(一部文言変更)】

解答

(1) 百の位で選べる数は0以外の4通りある.十の位,一の位はそれぞれ百の位で選んだ数以外の数の4つから2つを選んで並べればよい.よって,

$4×_4C_2×2!=48$個

(2) 整数が3の倍数であるかどうかは各桁の数を足し合わせて,3の倍数になるかどうかで判断できる.そのため,3で割った余りで分類する.

          余り0→$A=\{0, 3, 9\}$

          余り1→$B=\{7\}$

          余り2→$C=\{2\}$

 よって,3の倍数になるためには

➀ 3つともAの要素

➁ A・B・Cの要素がそれぞれ1つずつ

となればよい.すなわち「0, 3, 9」,「0, 7, 2」,「3, 7, 2」,「9, 7, 2」を選んで3桁の整数を作ればよい.

(i) 「0, 3, 9」,「0, 7, 2」を選ぶ場合

$2×2!×2=8$個

(ii) 「3, 7, 2」,「9, 7, 2」を選ぶ場合

$3!×2=12$個

(i),(ii)より,

$8+12=20$個

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