場合の数・確率 【2012 宇都宮大学】

☆☆☆
広告

(1)は現行の課程から外れております。(期待値の内容は旧数学A(2014入試まで))

 1から$n$までの番号をつけた$n$枚のカードがある.次の問いに答えよ.ただし,$n$は自然数で,$n≧5$とする.

(1) $n=5$とする.$5$枚のカードから同時に2枚を取り出すとき,取り出した番号の和の期待値を求めよ.

(2) $n$を偶数とする.$n$枚のカードから同時に$k$枚を取り出すとき,取り出した番号の積が偶数である確率を$n$と$k$を用いて表せ.ただし,$2≦k≦\displaystyle\frac{n}{2}$とする.

(3) $n$を偶数とする.$n$枚のカードから同時に3枚取り出すとき,取り出した番号の和が偶数である確率を求めよ.

【たくやのコメント】

 入試問題への取り組み歴が短い方は苦手意識があるのではないだろうか。どこから取り組めばよいのかわからないという人は

➀$n=6$のとき、$k=2$,$k=3$ではどうなるのかを試す。

➁$n=8$のとき、$k=2$,$k=3$,$k=4$ではどうなるのかを試す

以上の➀➁を行いつつ、例えば$n=6$と固定された状態で$k$の値によって計算式のどこの値が変わったかを意識する。また$k=2$のとき,$n=6, 8$で変わった点はどこかというところに着目すると、一般化に対しても苦手意識が薄れるだろう。特に場合の数・確率の一般化は具体化→一般化(抽象化)ということを意識するだけで、難易度が下がる。(比較的入試が簡単といわれる大学で,小問の設問が多いのはこのためであることが多いと考えている)

(3)はそんなんでええんかいとなりますね・・・

コメント

タイトルとURLをコピーしました